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学資保険とは?そのメリットとデメリットを知れば加入すべきかが判断できる

  • 2023年12月4日
  • Baby
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子どもが生まれしばらくすると、親や兄弟、親せきなどから「学資保険はもう入った?」と言われる人も多いはずです。

日本では古くから「子どもが生まれたら早めに学資保険に入る」という価値観が根付いていました。

しかし、近年では学資保険に加入しない洗濯をするパパママも増えてきているようです。

いったいなぜ加入率が下がってきているのでしょうか?

この記事では、そんな「学資保険の内容とメリット、デメリット」について解説していきたいと思います。

学資保険とは?

それではまず、学資保険がどのようなものなのかを説明しましょう。

学資保険は、生命保険会社が販売している「子どもの学費を貯める目的で出されている保険商品」です。

保険を契約した際に定められた保険料を毎月払い込み続けることで、子どもが定められた年齢に達した際に給付金を受け取れます。

高校生まで公立校に通った場合でも、約540万円必要だとされていますし、私立学校に入学したり大学に進学をしたりすることでより多くの金額が必要となります。

学資保険はそうした際にも小中高大の入学時に定められた給付金が受け取れるので、教育費に関する不安を軽減させることができるのです。

この学資保険には、「貯蓄型」と「保障型」の2種類が存在します。

貯蓄型

貯蓄型は、その名の通り教育資金を貯めていくことに特化した商品です。

「教育資金をできるだけ多く貯めたい」という考えのパパママに適した商品であると言えます。

近年は金利が低下していますが、それでも貯蓄型の場合は返戻率が100%を下回る可能性は低いのです。

満期まで払い込めば支払った保険額よりも多くの金額を受け取れると考えて良いでしょう。

保障型

保障型は、教育資金を貯めながらも子ども自身や親の医療保険が付いている商品です。

保険商品の役割も担えるため、教育費と家族の入院や手術、死亡といった保障関係の双方において安心感が得られます。

ただし、保険としての役割があることで、払い込んだ保険料よりも受け取る金額が少なくなります。

学資保険のメリット

それでは、ここからは学資保険のメリットを挙げていきましょう。

①強制的に教育費が貯められる

「毎月1万円子どもの学費を貯金しよう」

そう考えたとしても、必ず毎月貯められるとは限りませんよね。

いつでも引き出せる口座にお金がある際には、「今月はお金使いすぎちゃったな」といったタイミングで、「学費の貯金分を今月だけ使わせてもらおう」となってしまうはずです。

子どもが高校を卒業するまでに、そうしたことが数多くあれば、十分な額の教育資金を貯めることはできません。

しかし、学資保険の場合には強制的に定められた日にちに口座から引き落とされるため、将来的に教育資金を準備しやすいのです。

②親にもしものことがあった際に保険料の支払いが免除される

契約者である親が死亡または高度障害となった場合、学資保険の支払いは不能となりますが、残りの期間の支払いが自動的に免除となるため、満額が保障されます。

親としては、「自分にもしものことがあったとしても一定額以上の教育資金を残してあげられる」という安心感を得ることができるのです。

③税制面での優遇あり

支払った保険額よりも多くの金額を受け取れる可能性があり、子ども自身や親の医療保険が付いているといったメリットと併せて、「税制面での優遇がある」というのも大きなメリットであると言えるでしょう。

学資保険で支払った金額は、「生命保険料控除」の中の「一般生命保険料」に該当します。

つまり、年末調整もしくは確定申告でしっかりと申告できれば節税効果が見込めるのです。

学資保険のデメリット

次に「学資保険のデメリット」を挙げていきましょう。

①利率が低く満期まで支払ってもそれほど大きな額は受け取れない

一昔前までは、返戻率がよく、支払った金額よりもかなり多くの金額が受け取れました。

それゆえに日本では学資保険がスタンダードなものとなっていったわけです。

しかし、昨今の低金利の影響により、学資保険の返戻率もかなり低くなってしまっているのです。

要するに、学資保険に加入してもそれほど大きなメリットは得られないため、加入する人が減ってきているわけです。

②途中解約すると元本割れしてしまう

契約時には定められた額の学資保険を払い続けられると思っていても、何かしらの原因によって収入が落ちてしまうと支払いが難しくなります。

実際に支払いが難しくなり途中解約する人も多くなっています。

途中で解約をすると、それまで支払った金額よりも間違いなく解約返戻金の方が少なくなってしまうので、大きなデメリットであると言えるでしょう。

まとめ

今回は、「学資保険の内容とメリット、デメリット」について解説してきました。

学資保険には、ここで挙げたようにメリットもありますが、デメリットもいくつか存在します。

近年では、学資保険に加入せず、違う方法で学費を準備する人も増えています。

ぜひパパママでしっかりと話し合い、ベストだと思う方法を選択しましょう。