現代の日本では、結婚して子どもを持つこと自体がスタンダードなことではなくなってきていますよね。
そのため、周囲に子育てをしている人も少なく、核家族化によって自分の親世代に育児を教わるケースも少なくなっています。
実際に育児をすることになった時、「我が子の成長は順調なのだろうか?」と不安になるパパママも多いはずです。
この記事では、そんなパパママの役に立つ育児をするにあたって参考にしておきたい「子どもの成長の目安」について解説していきたいと思います。
成長には個人差があることを理解しておこう
これからおよその成長目安を記載していきますが、あくまでも「目安」であることを理解しておきましょう。
同じ年齢、同じ性別であっても、同じように成長していくわけではありません。
例えば我が子と誕生日の近い知り合いの子どもの方が成長が早かったとしても、焦る必要がまったくありません。
大抵の場合は、幼稚園、小学生と成長していくことでできるようになっていくからです。
例えば、社会的に成功している実業家やスポーツマン、芸能人たちすべてが同年代の子どもの中で成長が早かったわけではありませんよね。
同世代よりも成長が遅かった人も数多くいたはずですが、その後いつの間にか成長の差がなくなり、逆に他者にはない能力を身につけて社会的に成功しているケースもあるのです。
「子どもの成長の目安」
それでは、ここからは「子どもの成長目安」をいくつか挙げていきましょう。
握ったり笑ったりする
生まれてしばらくの間は、「泣く」以外は表情を大きく変えることはありませんよね。
しかし、生後2ヶ月ほどになると、明らかに表情を崩して「笑う」様になります。
また、何かを「掴む」という行為に関しては、生後数週間でするようになるケースが多いです。
意図的にガラガラを握るといった行為は、生後2ヶ月くらいからできるようになるでしょう。
寝返り
赤ちゃんの成長の目安として大きなポイントとなるのが「寝返り」です。
我が子がある日突然寝返りを打った時には、嬉しくて泣いてしまうパパママもいるほどです。
赤ちゃんによって差はありますが、およそ5ヶ月~6ヶ月で寝返りをする子が多いようです。
言葉のような声を発する
「パパ!ママ!」などといったしっかりとした言葉は1歳前後までできませんが、言葉らしき声を発するのは早い段階でできるようになります。
およそ5ヶ月~7ヶ月くらいの間に発するようになるケースが多いようです。
お座り
それまで寝そべっているだけだった我が子がお座りをしておもちゃを触る瞬間が訪れます。
およそ生後6ヶ月~7ヶ月くらいでお座りができる子が多いようです。
ハイハイ
四つん這いの体勢で歩く「ハイハイ」も、成長を実感できる大きなポイントですよね。
生後8ヶ月~10ヶ月くらいになるとできるようになる子が多いようです。
つかまり立ち
ベビーベッドの柵やおもちゃ箱などに捕まり立ち上がるという行動は、パパママを感動させてくれる瞬間です。
早い子だと9ヶ月程度、一般的な子でも11ヶ月程度で捕まり立ちを始めます。
1人歩き
それまで何かに捕まりながら歩いていたのが、ある日急に1人歩くをするようになります。
パパママや祖父母からすると、大きな成長を感じる瞬間となることでしょう。
およそ生後11ヶ月~1歳2ヶ月程度で1人歩きすることができる子が多いようです。
なぐり書き
ひらがななどの文字を書くのは、およそ4~5歳くらいからとなりますが、ペンを持ってなぐり書きする行為自体は、1歳くらいからできるケースも多いようです。
1歳半くらいになると、意図的に「〇」を掛けるようになる子もいます。
コップを持つ、スプーンを持つ
1歳を過ぎると、かなりできることが多くなっていきます。
コップを両手で持って飲むといった行為や、スプーンですくって食べるといった行為もできるようになっていきます。
しかし、そのできる確率は100%ではなく、手を滑らせてこぼしてしまうことも多々あります。
小走り
それまでヨチヨチ歩きだった我が子が、小走りをした瞬間は、嬉しさよりも驚きの方が強いかもしれません。
1歳3ヶ月を過ぎると小走りができるようになる子もいますが、このくらいの時期になったならば、いつ小走りをしても良いように特に注意を払いましょう。
駐車場などで急に小走りしてしまったら危ないですからね。
まとめ
今回は、育児をするにあたって参考にしておきたい「子どもの成長の目安」について解説してきました。
およその子どもの成長目安を挙げてきましたが、ぜひ実際の育児の参考にしていただければと思います。
しつこいようですが、あくまでも「目安」であり、多少遅くても問題ないケースがほとんどですので、過度に心配しないようにしましょう。